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ヘアー
2007.06.26(01:11)
原題 Hair1979年 アメリカ
製作 レスター・パースキー、マイケル・バトラー
脚本 マイケル・ウェラー
監督 ミロシュ・フォアマン
撮影 ミロスラフ・オンドリツェク
音楽 ガルト・マクダーモット
主演 ジョン・サヴェージ、トリート・ウィリアムズ
60年代のアメリカを舞台とした反戦ムービー。
ヒッピー文化とサイケデリック文化が氾濫していて、なかなかカッコイイ映画です。ストーリーは、アメリカのオクラホマからベトナム戦争に徴用された若者がニューヨークにやってきて、そこでヒッピーの若者たちと出会います。
オクラホマの若者を演じるのは、クロード(ジョン・サヴェージ)です。とても、朴訥な青年というものを好演しており、一方のヒッピー役のバーガー(トリート・ウィリアムズ)と好対照になっています。
クロードは、はじめ戦争に行くことに対して問題意識を持っていなかったのですが、ヒッピーたちとの交流を通じて、「生きることはどういうことか」、「ベトナム戦争に反対すること」について考えを深めていきます。
この映画に関しては、最初はブロードウェーで評判になったということですが、こういった作品が生まれる土壌というものに、アメリカの「懐の広さ」というものを感じます。というのは、アメリカという国は、一方には政治の場で保守がかなりの力を握っておりますが、この「ヘアー」という映画をみると、かなりの左翼的な作品であるにもかかわらず、また、こうした反体制的な作品がその当時に生み出されたということに対して、アメリカの懐の広さ、度量というものを感じるのです。
また、その懐の広さといったものがアメリカをこれまで支えてきたものかもしれません。この映画をみることによって、アメリカの自由の意味というものを考えさせられます。そして、今ではまったくすたれてしまった「ヒッピー文化」というものが、力強い音楽と非常によくマッチして、たいへんよいミュージカル映画になっています。
余談ですが、ミュージカル映画というのは、不思議ですね。今まで普通に会話をしていた役者たちが突然歌いだすという、通常の生活ではありえないシチュエーションなわけですから。でも、ミュージカル映画をみていくと、だんだんとそれに慣れて当たり前になってくるのがまた不思議です。
映画「ヘアー」の場合だと、音楽によるメッセージというのは、黒人差別の問題であったり、貧困の問題であったり、そのほか、さまざまな社会問題を音楽で伝えるというやり方をしているわけです。
音楽の歌詞というものが、これほど意味のあるものなのかということにも気づかされます。意味が喪失したということで様々な意味論のようなものであったり、意味がないことから生きにくい感覚を味わう人々がいる世の中ですが、意味の復権という意味で、昔の「ヘアー」のような映画に出てくるサウンドトラックを聞いてみるのもまた一興でしょう。
何しろ、パワーに溢れていて、若さがはじけるといった音楽です。
ブルース・ブラザーズ
2007.06.26(00:48)
原題 The Blues Brothers1980年 アメリカ
製作 ロバート・K・ウェイス
脚本 ダン・エイクロイド、ジョン・ランディス
監督 ジョン・ランディス
撮影 スティーブン・M・カッツ
音楽 アイラ・ニューボーン
主演 ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、ジェームズ・ブラウン
映画ファンなら一度はこの映画を観たことがあるに違いありません。
ソウルミュージックやブルース、ロックが好きな人にはおすすめの映画です。
僕はこの映画を小学生の二年生の頃だったが、100回以上は観たと思います。
100回以上、繰り返して観たのです。100という数字にこだわったわけではないし、正確な数字を把握しているわけではもちろんないのですが、とにかく、100回はゆうに観ています。
それだけ好きな映画なのです。
孤児院で育てられた二人の兄弟が主人公です。
二人の兄弟、「ブルースブラザーズ」はチンピラだったが、兄が刑務所から出所し、兄弟が育った孤児院が閉鎖されるという話を機に、二人でバンド活動を再開し、金を稼いで孤児院を続けさせようというのがおおまかな話の流れです。
いま、振り返ってみると、この映画にはさまざまないかがわしい人々が登場してきていて、その中には、極右の政治団体なんかも登場します。
いい意味でアメリカ映画のばかばかしさをふんだんに詰め込んだ映画だと思います。
また、この映画ではやたらと車のカーチェイスのシーンがあって、多くのシーンで車が何台も破壊されたり、ショッピングセンターが壊されたりするのですが、その思い切りのよさに、アメリカの物質的豊かさというものを感じずにはいられませんでした。
「アクションシーンが豪華である」というのは、アメリカ映画の定番であって、このブルースブラザーズも、音楽映画でありながら、そのあたりははずしていないのです。



