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サボテン・ブラザーズ
2007.07.21(14:46)
原題 Three Amigos!1986年 アメリカ
製作 ローン・マイケルズ、ジョージ・フォルシー・ジュニア
脚本 スティーヴ・マーティン、ローン・マイケルズ、ランディ・ニューマン
監督 ジョン・ランディス
撮影 ロナルド・W・ブラウン
音楽 エルマー・バーンスタイン
主演 スティーヴ・マーティン、チェヴィ・チェイス、マーティン・ショート、アルフォンソ・アラウ、トニー・プラナ
この映画は、以前から観よう観ようと思っていましたが、「あまり面白くない映画」という風評を耳にしていたので、今まで観ずにいた映画です。
ですが、思ったよりも面白い映画だったというのが最初の感想でした。
舞台は、メキシコの貧しい村であり、その村を襲う悪人たちを、“サボテン・ブラザース”に扮している3人の俳優、ダスティ・・ボトムス(チェヴィ・チェイス)、ラッキー・デイ(スティーヴ・マーティン)、ネッド・ネダーランダー(マーティン・ショート)がやっつけるという話です。
あまり大笑いをすることもないですけれども、映画の所々で「クスッ」とした笑いを誘う作品です。
スティーヴ・マーティンのそのほかの映画、例えば、『天国から落ちた男』や、『ロンリー・ガイ』などの名作と較べると、かなり笑いのパンチ力という点で見劣りがしますけれども、ナンセンス・コメディーというものを学ぶ点ではこの映画は重要であると思います。
残念な点は、この映画の場合、コメディアンがスティーヴ・マーティンのほかに二人出てくるというところでして、スティーヴ・マーティンのあくの強さだとか、バイタリティーというものがかなり薄まってしまったというところなのです。
後は、時代設定が1916年ということになっていますが、この映画を観ていてあまりそういった古い時代だということが、映像を通して伝わってこないという点が残念です。
つまり、映像にリアリティーがないといいましょうか。コメディーだからそういったディテイルは無視していいということではなくて、コメディー映画だからこそ、その辺りのリアリティーを大切にしてほしかったという気持ちです。
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ハッピー・フライト
2007.07.20(04:59)
原題 View from the Top2003年 アメリカ
製作 マシュー・ベアー、ボビー・コーエン、ブラッド・グレイ
脚本 エリック・ウォルド
監督 ブルーノ・バレト
音楽 セオドア・シャビロ
主演 グウィネス・パルトロウ、クリスティナ・アップルゲイト、マーク・ラファロ、キャンディス・バーゲン、マイク・マイヤーズ
この映画は、心に残る傑作というほどではないですが、まあまあ心の温まるコメディー映画であると思います。
ストーリーは、田舎町で育ったドナ(グウィネス・パルトロウ)が、ある本をきっかけにしてスチュワーデスになることを決心し、国際線のスチュワーデスになって活躍するまでの話を描いた作品です。
グウィネス・パルトロウのファンはもちろんのこと、この映画で見逃せないのは、スチュワーデスの訓練教官の役をしていたマイク・マイヤーズの存在だと思います。
やはり、このマイク・マイヤーズというコメディアンは、異色の存在感というものを放っていて、オースティン・パワーズのあの一連のコメディーシリーズとはまた違った、人間味あふれる演技というものをしています。
作品全体に関して言うと、少しばかり陳腐であるという部分が否めないところがあって、テーマとしては、女性にとって「仕事は恋愛よりも重要であるか?」ということになるのでありましょうが、その辺りの掘り下げというものがあまりなされておらず、あまりに単純な物語の結末というものに、大きな消化不良感を残しました。
ただ、この映画をDVDで観ると、特典映像として『スチュワーデスの歴史』というものが入っていて、元スチュワーデスの人たちのインタビューであるとか、昔の写真などを紹介するコーナーがあって、それを観ると、薄ぼんやりとではありますが、スチュワーデスという職業に対する見識が深まるといいましょうか。
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オースティン・パワーズ
2007.07.09(05:53)
原題 Austin Powers:International Man of Mystery1997年 アメリカ
製作 スザンヌ・トッド、デミ・ムーア、ジェニファー・トッド、マイク・マイヤーズ
脚本 マイク・マイヤーズ
監督 ジェイ・ローチ
撮影 ピーター・デミング
音楽 ジョージ・S・クリントン
主演 マイク・マイヤーズ、エリザベス・ハーレイ、マイケル・ヨーク、ミミ・ロジャース、ロバート・ワグナー
この映画は、オースティン・パワーズの一連のシリーズの最初の作品です。
ストーリーは60年代のスパイ、オースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)が悪の帝王ドクター・イーヴル(マイク・マイヤーズ)と戦うという話です。
マイク・マイヤーズが一人二役をこなして、実に怪しい演技をしているのが見所です。
しかしながら、この作品は個人的には第二弾の『オースティン・パワーズデラックス』の方がバカバカしさ、ナンセンス度の点で上回っているように思われました。
というのは、『オースティン・パワーズデラックス』の方は、悪役の顔ぶれというのがより洗練されていて、小人であるミニ・ミーや、巨体のファット・バスタードなどが登場し、表現がよりパンチのきいたものになっているように思われるからです。
『オースティン・パワーズ』のシリーズに共通しているのは、ナンセンスと下ネタであって、その笑いというものが下品であれば下品であるほど、そしてまた、物語の設定が荒唐無稽であればあるほど、日常の疲れを忘れさせてくれる、そんな作品であると思います。
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オースティン・パワーズデラックス
2007.07.03(04:41)
原題 Austin Oowers:The Spy Who Shagged ME1999年 アメリカ
製作 スザンヌ・トッド、ジェニファー・トッド、デミ・ムーア、ジョン・ライオンズ、マイク・マイヤーズ
脚本 マイク・マイヤーズ、マイケル・マッカラーズ
監督 ジェイ・ローチ
撮影 ウェリ・スタイガー
音楽 ジョージ・S・クリントン
主演 マイク・マイヤーズ、ヘザー・グラハム、マイケル・ヨーク、ロバート・ワグナー、ロブ・ロウ
この映画はナンセンスコメディーの決定版といっていいでしょう。
ストーリーは、マイク・マイヤーズ扮するオースティン・パワーズが、世界征服をたくらむドクター・イーヴルと対決するという話です。(マイク・マイヤーズが一人二役をやっているようで、その辺りもこの映画の見所の一つです。)
下ネタを基調としたナンセンスギャグが映画全体を覆っており、また、物語のテンポも非常に速く、それでいて、馬鹿馬鹿しさというものを徹底的に堅持しているので、この映画くらい腹の底から笑える映画はないと思いました。
個人的には、ドクター・イーヴルのクローン、ミニ・ミー(ヴァーン・トロイヤー)が一番でしたが、ミニ・ミーや、巨体の男、ファット・バスタードが出てくるというのは、実にこれは古典的でシンプルな笑いでありまして、こういった笑いというのはシンプルであるからこそ、映画を観る人に強烈な訴求力というものをもった笑いであると考えました。
ただ、この映画はアメリカ映画なんですね。私は、この映画をてっきりイギリス映画だとばかり思っていました。というのは、映画全体で、ロンドンやイギリスが舞台になっているので、それとともに、イギリスを風刺するような笑いが基調になっておりましたので、これはイギリス映画なのかなあとばかり思っていたのです。
この映画は、作り手があまり肩の力をいれずに脱力して楽しんで製作していることが何となく伝わってくる映画です。
ブルース・オールマイティ
2007.07.02(06:22)
原題 Bruce Almighty2003年 アメリカ
製作 トム・シャドヤック、ジェームズ・D・ブルベイカー、マイケル・ボスティック
脚本 スティーヴ・コレン、マーク・オキーフ、スティーヴ・オーデカーク
監督 トム・シャドヤック
撮影 ディーン・セムラー
音楽 ジョン・デブニー
主演 ジム・キャリー、ジェニファー・アニストン
この映画は、ほんのりと楽しめるヒューマンコメディーです。
ストーリーは、アメリカで地方局のレポーターをしていたブルース(ジム・キャリー)が、アンカーマンの座に着こうと思っていたにもかかわらず、ライバルに蹴落とされてしまい、踏んだりけったりの状態のときに神様に会って、「万能の力」を与えられるという話です。超能力めいた力を神様から与えられるわけですが、その力を与えられたあとに、どんな風に人間の意識が変わって行くか?、ということを描いています。
ジム・キャリーのシリアスな演技というのは、コメディアンの印象があまりにも強いためにどうなのかなあ、と思いましたが、この「ブルース・オールマイティー」では、あまり違和感なく観ることが出来ました。
ジム・キャリーの初期の頃の作品とくらべると、かなり役者としての脱皮を図ろうとしているようですが、やっぱり、私は個人的には単なるコメディアンとしてのジム・キャリーに魅了されます。
というのは、ジム・キャリーがシリアスなドラマに出ると、彼が笑わせようとして演技をしているのか、それとも別の意味で真剣にただ演技をしているのか、その辺の区別というものがつきにくい場合があって、そうした場合、映画をすんなりと楽しめないときがあるんですね。
つまり、頭の中でいったん、「これはギャグを言っているのだろうか」と考えなければならなくなって、そういうのであれば、ジム・キャリーの結構初期のころの作品、「ジム・キャリーはMr.ダマー」などのほうが、すんなりと楽しめるわけです。
そうはいいながらも、この「ブルース・オールマイティー」は、随所でジム・キャリーの笑いというものが思ったほど失われていなかったので、安心しました。




