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ビッグ
2007.06.26(05:37)
原題 Big1988年 アメリカ
製作 ジェームズ・L・ブルックス、ロバート・グリーンハット
脚本 ゲイリー・ロス アン・スピルバーグ
監督 ペニー・マーシャル
撮影 バリー・ソネンフェルド
音楽 ハワード・ショア
主演 トム・ハンクス、エリザベス・パーキンス
このビッグという映画は実にアメリカ的であり、良質なファンタジーというものを感じさせる映画です。
ストーリーは、主人公のジョッシュ(トム・ハンクス)が、ある日、遊園地で願いをかなえる機械をみつけて、その機械に「大人になりたい」と願うことから物語が始まります。
「子供が大人になったらどうなるか?」、というテーマを扱っており、子供の目から見た大人社会を描き、大人社会の欺瞞性、そして、大人として生きるということはどういうことか?ということが非常に分かりやすく伝わってくる映画です。
誰しも、子供の頃というのは、「大人になったら、○○しよう」という風な夢を描くものです。子供にとっては法律的にも、社会的にもあらゆる制限が課されていますし、その一方で社会から保護されているという面もあります。
ところが、大人になると「子供に戻りたい」と思ったりもするものですから、人間というものは実に面倒な代物です。
そういった誰しもが心の中に抱くであろうジレンマを非常にシンプルな形で描いてみせたこのビッグという映画は、実に面白く、楽しめる映画だと思います。
願いをかなえる機械によって大人になったジョッシュ(トム・ハンクス)が、一人暮らしをはじめて、おもちゃ会社に就職し、子供の視点を武器にしてとんとん拍子に出世していくプロセスというのは、いささか漫画的ではありますけれども、こういったとことんまで現実離れしたファンタジーであれば、そういった漫画性というのはあまり気にならないものです。
不思議なことに、この映画をみているといつの間にか映画のファンタジーの世界にのめりこむことになるのです。



